身体の健康は、体力が大きく関係しています。
では、体力ってなに?
体力の定義は2つ
体力があるとは単に物理的な体の健康だけでなく、精神的にも社会的にも健全に行動でき、環境に適応しかつその人の能力が十分に発揮できるような状態のことをいいます。
免疫力も含めた人間に備わっている能力を活用し、運動、疲労、また、気温の変化、化学物質、病原体などの多種多様なストレスに耐え、健康を積極的に維持し、けがや障害から身を守ろうとする自動調節能力。
筋力・持久力・柔軟性など行動の基礎となる身体的能力や敏捷性・平衡性・巧緻性・柔軟性などの運動の目的に合わせて身体の動きを調節する能力。またそれを持続するために呼吸や血液の循環などによって酸素を運ぶ能力も関わっています。
体力は年齢によって低下してきます。
だからこそ日常での<ヘルシー スマート・リカバリー>
体の成長のピークと衰退
人間の体の成長のピークは10代後半(16〜18歳くらい)で、その後は下り坂となります。同様に体力(回復力)も減少してゆきますがその要因は大きく分けて2つあります。
1.体を維持するための筋肉の衰退
筋力は、運動やトレーニングによって高められ40代までは維持されますが、その後は衰退してきます。
2.新陳代謝の低下
新陳代謝は、心臓の働きが核となっています。20歳を過ぎる時から機能低下が始まり、50歳で20歳の時の30%減少し、血液循環が悪くなっていきます。
「生理的な老化は急に進む」
スタンフォード大学の研究チームによって、「生理的な老化は急に進む」ということがわかってきました。タンパク質に関わる問題がこれに起因しているという見方です。
これまで常識のように言われてきた老化の一定ベース(一年に1%の老化)に新たな発見があったことから、新しい見方が提唱されています。(右図)
個人差はありますが、34歳前後、60歳前後、78歳前後に新陳代謝の急激な低下が起こってきます。すなわち、体内外体力(回復力)の低下がすすみます。(新陳代謝線)
筋肉疲労の回復と免疫系・神経系・内分泌系の回復を可能な限り翌朝までに行うことで体力維持が可能になります。(リハビリ新陳代謝線)
体力低下の要因を改善するために重要な役割をしているのが「糖鎖」という組織です。
「糖鎖」は、体中に起こっているさまざまな情報を3系(免疫系・神経系・内分泌系)を適して
脳(視床下部)に伝えその指令のもと体の正常な働きを保っています。
「糖鎖」に働きかけ、体力を自分自身の内なる力で強化すること
それが、日常でだれもができる<ヘルシー スマート・リカバリー>です。